函館のホテルを5時に出て、国道227号を北へ向かう。

とにかくこの日は北海道全域で雨の予報だった。午後から晴れの予報が出ていたのは稚内だけだった。

とにかく稚内へ向かうしかない。いや、別にそれしか選択肢が無いわけじゃないけど、とにかく走らなきゃ...

走るために来たのだから。

函館から487Km走って、道央道の終点士別剣淵ICで降りる。国道40号に入り、士別のENEOSで給油。ハイオク@182とちょっと高めだった。

士別の大通り東五丁目を左折して国道239号へ...

国道239号温根別あたりはコスモスロードと呼ばれる道。1.2Kmにもわたって15万本のコスモスが咲いている。

晴れた時にまた走って見たいな...

国道5号に入って、大沼付近。

いや正確には小沼の横だな...

天気はますます悪くなっていく。

高速道路を使おうにも、87Km先の長万部まで行かなきゃならない。いや、もう少し近くまで道央自動車道が開通していたような気もする...

有珠山の横をかすめて、長いコンクリート橋を渡る伊達IC付近。雨と霧が行く手を遮る...

Joni Mitchell の If を繰り返し聞きながら走る。


If you can fill the journey Of a minute

With sixty seconds worth of wonder and delight Then

The Earth is yours


この歌詞が気に入って

何度も何度も聞いた...

苫小牧、千歳、札幌を越えたけど、あんまり覚えていない。

クローズドで走る道はどれも印象は薄いけれども、いつ通り過ぎたのかさえわからないほどに無意識だった。

昔、冬によく仕事で来た鷹巣を通り越していく...

もう雨は降っていなかった。比布JCTを越える。終点の士別剣淵ICまで行くつもりだ...

ここで初めて時計を見た。10時になっていた。まだ、空には厚い雲があった。

温根別から道道251号に入り、朱鞠内湖をめぐる国道275号へ。

ツーリングマップルにあった朱鞠内PAはほとんど展望無く、湖が見える場所を探して道道528号へ。湖畔へ向けてさらに分岐したら雨竜第一ダムの公園があった。ダムのほとりに作られた公園である。

高さ15mくらいだろうか?金属製の展望台があった。

結構揺れる。こういうのは苦手だけど、カメラを持っているとなぜかいつもどんどん登っていってしまう...

ここからの展望が朱鞠内湖で一番かもしれないな。

晴れた日にもう一度来て見たい場所だ。

朱鞠内湖は、雨竜川上流部をダムによって堰き止めたダム湖。周囲約40kmで、冠水面積は2373ha、人造湖として日本一の広さだという。湖岸線は複雑で、貯水量によってどんどん変わっていく...

写真からも、複雑な湖岸線がわかると思う。雨竜第一ダムは日本一の人造湖を作り出したダムとは思えないほどこじんまりしている...ダムは立ち入り禁止で入って行けなかった。

天気は回復しないが、国道275号を北へ向かう。ツーリングマップルに乗っている朱鞠内湖PAを通過する。ここからはほとんど風景は望めない。

あまり立ち寄っても無意味だろう。

でもトイレはあるな。

これから先、朱鞠内湖沿いにゴキゲンなワインディングが続く。母子里という集落には、-41.2度を記録した記念に作られた母子里クリスタルパークという公園があった。「日本最寒の地到達証明書」と言うものをもらえるそうだが、結局、素通り...

国道275号は美深の町で国道40号との共用区間に入る。これは美深の町に入る直前、天塩川沿いを走る区間。

国道275号は北海道札幌市を起点とし、北海道枝幸郡浜頓別町を終点とする国道だ。高速を使わず札幌から内陸部を北上するなら国道12、40号を走るより旅には向いている...

国道40号歌内付近、天塩川付近を走る...

ようやく青空が見えて来た。

雲は海からどんどん流れてくる。なんとか天候も回復してきそうだ。そろそろPM1:00お腹も減ってきた...

雄信内の街で、道道256、855、551号を経由して天塩の街へ。

そして道道106号に入る。

天塩河口大橋を渡って、サロベツの道を行く...

道道106号のオトンルイ風力発電所にたどり着く。

海から流れてくる雲がまだ多い。

オープンで走っていたが、それほど風は無く快適。

日曜日と言うのにあまり観光客はいなかった...

海を見ると、利尻富士がやっと姿を見せてくれた。

流れる雲を見ているのは飽きないが、

もうお腹が減って限界だった。

道道106号を一気に北へ...

ノンストップでノシャップ岬を目指す。

お目当てはもちろん...

ノシャップ岬で食べる生うに丼である。

今まで積丹の生うに丼と比較すると、ここ稚内で食べる生うに丼の美味さが上回っている。

よく樺太食堂と言う店がお奨めとして出てくるが、私はお奨しません。値段も質もイマイチな気がします。特に質がね。

この写真の右側の建物2Fのシピリカというお店がお奨めです。最初にここで食った生うに丼には感動しました。(季節も7月で最高に良かった)

これがシピリカのメニュー。なんか値段が高くなっていないか?漁船の燃料代でうにも高くなっているのだろうか?

まぁ、この際値段はどうでもいい。味に満足できるかどうかだ。だが、9月なのでうにの旬は過ぎている。あまりの期待は落胆を招く...

メニューを見ながら特盛と大盛ですごく迷う...コレステロールが...う~む...(ふつうこれを食べる時点でコレステロールなんて考えるべきでないのは明白である...)

結局、うに大盛にしました。3,800円

美味い!...が、やっぱり2005年7月にここで食べた生うにとは色、味ともに及ばない...

2006年は9月でもかなり美味かったが...

最初はうにをチェック。融けているようなうにが多いようだとその場で失格。そして色。ばふんうにの最上は赤みが強い。

そして、箸で生うにをつまんで食べる。しょうゆは付けない。今日のうには色が薄い。味はそこそこ。

本当に最上だとわさびしょうゆは不要。そのまま全部完食となるのだが...

やっぱりわさびしょうゆを少しかけて食べましたとさ。

まぁ、まぁ満足の生うに丼でした。

ノシャップ岬を出て、夕日が丘パーキングから南を見る。

既に時間は15:30だった。今日は日没までこのサロベツ原野の道を楽しもう。

何も無い荒涼とした風景に身をおいて...

道道106号で最も好きな場所、夕来と書いてゆうくると読む。

薄い雲が広がっていはいるが、待望の青い空だ...

夕来付近は少し高台になっている。

そして海に近く、利尻島との最短距離にある場所...

旅人はこの風景を見に来るのだ...

何も無い荒涼たる草原

真っ直ぐ続くアスファルトの道

そして、さびしくひろがる海...

夕来にあるのは、

利尻礼文サロベツ国立公園のカンバンと白い社のお地蔵さんだけだ...


まぶしい太陽は、まだ空の高い位置にあった...

夕陽の時間に再び...

2日目 2008年9月7日  北へ...

とりあえず北へ...

雨上がりの朱鞠内湖にて...

天塩に向かう道

天塩に向かう道サロベツ原野を通り過ぎ...

サロベツ原野を愉しむ...

北海道の旅のスタートは曇天のスタート。

天気が好転することを信じて、北の果て稚内を目指して走り出す...

天塩川を越えるとボクを待っていた青空の風景が広がっていた。

もっとも北海道らしい道、サロベツの風を感じ、走る旅。