ナウマン国道から道道881号に入って、生花苗沼を目指す。

大規模な牧場が広がる。

まっすぐ、まっすぐ...

生花苗沼に着いた...

誰もいない沼。湖底の土が赤い...

晴れた空が広がる。

生花苗沼にはバードウォッチング用の東屋があるらしい。

クルマ一台がやっと通れる舗装路を入って行くと駐車場があり、そこからしばらく歩くとその東屋があった。

しかし、樹木が生い茂り、肝心の沼はほとんど見えなくなっていた。ほとんど手入れもされていないようだ...

ここから沼に出ようと歩き出したが、木々にさえぎられあえなく断念した。

上士幌から国道241号を南下し、帯広へ向かう。

11時前には十勝大橋を渡っていた。

目指すお店は11:30からなので、ベストなペースである。

さて、この砂嘴を走る道を戻って、展望台へ向かおう。

この蒼い空を仰いで走る。

潮風を感じる。

ここを旅してよかった。

湧洞湖のほとりには小さな丘があって、そこに木造の展望台がある。

実際にはこの展望台は朽ちていて、いつ床が抜けてもおかしくない状況で展望自体もあまり良くない。

それ以前に雑草が茂って、昇りにくい事この上なかった。

道道1051号が砂嘴のかなたへと続いていくのがわかるだろう...

左下にいるのがZ4Mである。

湧洞湖を後にして、ナウマン国道へ向かう。

湖畔を走る道から見た湧洞湖はがすばらしい色彩を見せていた。

撮れた写真は平凡でそれを表現できていない...

対岸には牧場が広がっていた。

さて、次の湖沼に向けて出発するとしよう。

生花苗沼を出て、道道881号へ戻る海沿いの高台を走る道。

この先には晩成温泉がある。

ここは一度入ってみたい温泉なのだが、今日は先を急ぐため見送り。

またナウマン国道へ戻るべく、牧場を突っ切る道道881号を走る。

帯広でグルメ

湧洞湖展望台

生花苗沼(おいかまないぬま)を訪ねて

満潮時は沼の底に沈む赤い土。

赤と緑、そして空の蒼...

ただ風が吹くだけの静寂の世界。

去年食べた士幌牛ステーキが忘れられなくて、今年も来ましたレストラン ホーム。六花亭ビルの2Fにあります。

開店と同時に店に入って、士幌牛のヒレステーキ300g(4,500円)を注文しました。昨年のようにメニューに士幌牛の表示は無く、店の人に聞いてオーダー。去年より500円高くなったような気がする...

いや~美味かったです。ちょっとこのお値段でこのステーキはコストパフォーマンス良すぎますが、去年ほどの感動は無かったかも。でも、この店が家の近所にあったら、かなりやばいかも...

13時 この日の最大の目的だった、十勝西海岸の沼めぐりにいよいよ出発。結構距離があるのでこの時間からで十分周れるのだろうか?

少し不安はあるが、天気は上々。

よい景色が見れることを祈りつつ、国道38号を南東へ向かった。

そして、六花亭ビルにせっかく来たなら、スイーツも頂かないといけません。レストランホームと同じ2Fには六花亭の喫茶室がある。

まぁ、1Fで無料のコーヒーを飲みつつ、サクサクパイの立ち食いも良いですが、よい大人は喫茶室でゆったり過ごしましょう。

ただ、去年までOKだった1Fで販売している全てのケーキのオーダーが出来なくなっていました。2F喫茶のオリジナルメニューのみとなっていて、今回は桃のムースを注文してみました。これも美味しかったけど、1Fのケーキ類が食べれなくなったのはかなり残念です。

豊頃で大きく左にカーブする国道38号。ここでまっすぐ道道210号へ進む。その先道道318号を走り、ナウマン国道336号と交差して、湧洞湖へ向かう道道1051号を進んだ。

道道1051号は砂嘴を走る道路だ...

この道の端に着くと、湧洞湖はすばらしい青空だった...

湧洞湖 または 沼...

蒼い空に、青い湖または沼...

そこにはすばらしい蒼い風景が広がっていた...

何も無い荒涼とした場所だけど、ここに来た満足があった。

湖の向こうは手付かずの森林と原野が続く...

写真には写っていないが、この駐車場には結構ゴミが多かったの

が残念だ。

太平洋に面する海岸に出てみた。

この砂浜は広尾までどこまでも続く...

砂浜に差し込まれた何本もの釣竿が整然と続いていた。

次は、長節湖(ちょうぶしこ)へ

生花苗沼から32Km走って、長節湖へ着いた。

思ったよりも時間がかかる十勝海岸線の沼めぐり。

この長節湖も砂嘴が海と湖を分けている。砂嘴上を走る道を端まで行く...

長節湖の砂嘴の先端部。

何も無い風景に青空が広がっていた...

ここも釣り人のクルマが多かった。

この長節湖の回りも原野と湿原が広がっている。

まったく手付かずの自然が残っている場所でもあるのだが、どうもこの場所もゴミが多い。

人が捨てて行くのかと思ったけれども、太平洋沿いの海岸線に打ち付けられたゴミが風で飛んでくるのかもしれないな。

既に、15:30になっていた。

さて、これから行く場所は旅に出る前から楽しみにしていた場所だ。

しかし、さすが北海道。

次の場所が遠い...

十勝太のダートの道へ

ナウマン国道336号を東へ...

十勝河口橋を渡ると、国道336号は浦幌町共栄へ向かう道と十勝太へ向かう道へ二股に分かれる。この十勝川を渡る区間は、

1992年ころまで渡船でつなぐ国道だった。ここが日本で最後の渡し舟国道だったのだ。今の橋よりかなり北にその記念碑がある。

写真は十勝太へ向かう浦幌河口橋を渡るところである。

十勝太の集落唯一の商店でペットボトルのお茶を買って、店主としばらく話した。クルマの燃費の話をしたような気がする...出発時に「この先は砂利道だからゆっくり気をつけて行きなよ...」と言ってくれた。

この十勝太は明治時代大都市を建設する計画があった場所だそうだ。その名は「十勝川河口都市」。旭川から帯広を通って十勝太まで、そして釧路に続くという鉄道の計画があったのだ。実際には計画は変更され十勝太に鉄道は来なかった...

商店を出発してしばらく走ると国道336号の終点に着いた。

この先はダートなので、幌を閉めて準備をした。

国道336号の終点から走ってきた道を振り返る。

なかなかの高規格道路じゃないか...

さて、右側が十勝太のダートへの入り口だ。

空は快晴だった。

彼方へ続くフラットなダート。

右は断崖の下に太平洋。左は牧草地が広がる...

北海道の原風景が残る道。

まもなくこの風景も無くなるかもしれない...