能取岬では映画の撮影をやっていた。

偽パトカーを記念に撮った。

浜頓別の町を過ぎて、またエサヌカ線を走ってみる。

この天候なので、ただ走るだけ。

まっすぐの何も無い道を...

たどり着いた、宗谷丘陵はやはり冴えない天気だった。

風車群の下に転がる無数の牧草ロール。

淡々と300Kmを走ったが、疲れは無い。

それよりこの天気で何をするかが問題だった。

7日目 2008年9月12日  雨の朝、北の果てへ向かう...

雨の朝

雨のオホーツク街道を北上

宗谷丘陵で、宗谷牛を...

前日の予感通り、網走の朝は雨だった...

雨の朝、能取岬に向かう。目的は無かった。どこに行ってもこの日は雨だ。でも北へ向かおう。

なんとなく風の香りが北の果てへ誘ってくれたんだ。

そして北の果てで、見たことも無い空に出会う...

オホーツク海沿いに北上する国道238号を258Km走って、枝幸町に着いた。

今まで見上げるだけだった三笠山に登ってみた。

この建物が三笠山の展望閣。この日はあいにく休館だった。

展望閣の横から、枝幸の町を見下ろす。

すばらしい展望だ。天気のいい日に登ってみたい。

この展望所へはクルマで登って行ける。標高は172mなのですぐ登れます。急坂だけどね。

まもなく、宗谷だ。

東浦漁港から一気に宗谷丘陵の端に登って行く...

どんより天気の宗谷丘陵。

宗谷岬は結構観光客がいたので、立ち寄る気はしなかった。

時刻は14:30を過ぎていたので、おなかも減っていたのでかねてから立ち寄りたいと思っていたレストハウスアルメリアに立ち寄ってみた。

外見は風車。中は...レストランと言うより、食堂だな~

ま、とりあえず宗谷牛ステーキ3,500円を注文。

出てきたのはこれ?

まるで、学食のようだ...

とても3,500円のメニューのようには思えません。


肉はなかなかウマい肉なのですが、焼き方がイマイチです。

いや、ぜんぜんダメです。

調理場を貸してくれれば、私が調理すればもっと美味しく焼く自信があります。

肉そのものはウマいだけにもったいない。

10分で完食。

アルメリアを出て、さびしいオホーツク海を眺めた。

イマイチ感はあるものの、お腹がいっぱいになれば人間ほっこりするものだ...

なんか、のんびりこの冴えない天気を楽しめる気分になる。

道道1077号を以前走ったときは、入ってすぐダートだったのだが、その後どこまで舗装されたかを調べてみるために走る。

まずはノースバレーCCの方向、西へ走った。

以前よりはかなり舗装が進んでいる。ノースバレーCCまであと一息の地点まで舗装されていた。

宗谷の道を探って...

日没後、空は劇的に色彩を変えた。

この色はなんて言えばいいんだろう?

こんな空はじめて見た...

雲が垂れ込める宗谷丘陵を走って南へ向かった。

曇ってはいても、この宗谷丘陵のワインディングは格別だ。

道もいいし、クルマも全く走っていない。

宗谷丘陵を南へ走る、道道889号を終点まで走って、道道1077号への分岐へと向かった。

北の果てで見た夕日

Z4Mの洗車もそこそこに、道道106号の夕日が丘PAにやってきた。

ちょうど夕陽の時間だった。

雲が切れ、この日初めての太陽を見た。

終わり良ければ全て良しだな~

などと言いながら写真を撮った。

12日の旅の始まりは雨。

ゆっくりホテルを出て、9時過ぎに能取岬へやってきた。

何度来ても、どんな天気でも、

ここにクルマをとめてオホーツク海を眺めてしまう。

なんとか雨は止んだみたいだ。

能取湖沿いに美岬ラインを走って、また卯原内へやってきた。どこへ向かうかは、まだ決めかねていた。

えーっと、サハリンは...

見えるはずも無い。

今年もサハリンは見えなかった。2006年に見えたサハリンは近かった...

続いて、東へ向かってみた。

オホーツク海の東浦まであと一息の地点まで舗装されている。

来年には開通しているだろうか?

宗谷の道を走りつくして稚内の街へ...

おなじみの場所まで行ってみたけれど、いまさら感動など無い。

洗車場へ向かって泥だらけのZ4Mを洗ってやることにした。洗車していると、西の空が実にいい色をしていた。

海に行かなきゃ...

感動的な色彩だった。

何色と言えばいいのだろう?

普通の夕焼けとは全く違う。

見たことも無い風景だ。

時間が経つと、光が届かない天空は紫に染まる。

紫から朱へ、グラデーション。

この空へ吸い込まれそうな錯覚。

軽いめまいがした...