早春、海を巡る九州の旅 2009/3 九州
 

錦江湾の入り口を渡るフェリーに乗って、薩摩半島へ。

砂蒸し温泉を愉しみ、薩摩半島南西部を巡り、たどり着いた砂丘。

広大な吹上浜はうす雲に覆われていた。

寂しい、すこし暖かい風の吹く海岸だった。

朝、大隅半島へ渡る...

5日目 2009年3月18日 錦江湾を渡って薩摩半島へ。吹上浜の夕刻。

根占発9:00のフェリーに乗って山川へ向かう。

宿泊したネッピー館からはフェリーの発着場はすぐ近くなので、あわてる事は無かったが、かなり早い時間に着いてしまった。

この耳取峠は、遠くに望む開聞岳と枕崎市街を眼下に望む絶景地。

昔の薩摩藩ではこの風景を薩摩藩一と言われたそうだ。

この日は残念ながら開聞岳は霞んでしまっていた。

8:48に山川発のフェリー「ぶーげんびりあ」が到着した。

50分着だが、接岸の為の時間を考えると遅れ気味ではある。

そして、次にやって来たのが坊津にある丸木崎展望所。ツーリングマップルには今代鼻と書かれている場所。

晴れていればものすごく海がきれいなところなのだが...

とりあえず目的の砂むしは堪能した。結構時間を食ったのであまりゆっくりする時間も無くなって来た。

国道226号を西の果てまで向かうのだ。

コンビニ弁当を買い込んで、一路西へ進んで、枕崎から西の最初の峠、耳取峠にやってきた。

泊浦の反対の丸木浜方面を見下ろす。

なんかきれいそうな砂浜があった。これは行ってみなくてはならないだろう。

丸木浜の先にはツーリングマップルによると風車村という観光施設があるらしい。

行ってみる事にしたが、丸木浜からこの風車村への道はあんまりお薦めしない。結構狭くて落石も多かった。

逆の方向からの道は全線2車線で快適。

たどり着いた風車村は閉鎖されていて、自衛隊の駐屯地になっていた。

この展望所も閉鎖中で中には入れなかった。

亀ヶ丘には何カ所か展望所があり、結構広大な山上の公園になっている。

北の方向は吹上浜。

今日はここで夕暮れが見たいのだ。

なんとか天気が好転してくれる事を祈る。

県道271号で海岸線に降りて行って、ふたたび海沿いの国道226号を走る。

この道で好きなのが、後藤鼻付近の風景。

荒涼とした沖秋目島を望む風景。

海沿いをゆっくり走って野間岬へ向かう。

ここが晴天だったことはない。雨だったこともない。

ここに来ようって物好きが少ないのだろうか?

ここで人に会った事が無い。

15:24だった。完全に逆光のまぶしい風景だった。

この野間岬のくじらのオブジェはお気に入り。

屋根に付けて持って帰りたいくらいだ。

山川港へ着いて、さっそく山川の砂蒸し温泉へ向かう。

あぁ、また定休日だった。

ぜんぜん調べようと言う気がない、行き当たりばったりの旅なんで...

気温も上昇、ちょっと霞んだ晴れだった。開聞岳はよく見える。

指宿にも砂むし温泉があるので、海岸線を走って指宿の中心街へ向かった。

砂楽と言う砂むし温泉は、山川に比べるとちょっと情緒が無いけど、まぁしゃーないね。

国道226号をそれて、丸木浜へ向かった。

オフシーズンなので、入り口は閉まっていた。

芝生の先に見えて来た海岸は美しい砂浜だった。

さて、次は亀ヶ丘という山へ向かう。

もっと楽な道があったはずなのだが、ナビの指示通り走ると結構な険道だった。

ここは友人のOh!さんの旅で知った場所で、彼の写真によると絶景の場所だった。

でも、この天気だとこんな感じ。

東シナ海へのびる唐岬を見下ろす。

ここで買ったきたお弁当を食べる事にした。

コンビニのお弁当だけど、風景を楽しみながら食べるといいね。

ここは絶対スカッと晴れた日に必ず来たいね。

野間岬を出て吹上浜へ向かう。

国道226号は暗かった。

ここもボクとは相性が悪いね。

正面の山は金峯山。

この直線道路は結構気に入ったので、あとでまた来ようと思いつつ、吹上浜の海岸の一つ入来浜へ急いだ。