この日は大分南部のリアス式海岸を巡る旅。

早朝の出遅れから、カメラの設定の致命的なミスなど、ちょっとどうかしていた一日だった。

とにかく時間のかかる海沿いの曲がりくねった道を走る事はものすごく楽しめました。

絶景はあれども、写真は失敗で伝わらないかもしれませんが、ボクといっしょにバーチャルな旅をしましょう。

速吸瀬戸の朝

ホテルを5:30に出て関崎へ向かった。

関崎海星館への道は閉鎖されていて入れなかった。

少し先に駐車場があったので、そこにクルマを止めて灯台へ向かった。

遊歩道は関崎神社への参道も兼ねていて入り口には鳥居がある。真っ暗な道を歩くと300mほどで灯台に着く。

時刻は6:15だった。暦によれば大分の11月24日の日の出は6:52である...

夜明けまで30分を切っていた...

もうかなり明るかった。

見たかった風景はもう30分ほど前の風景だった...

対岸の四国には雲がかかっているようだ。

夜明け前の速吸瀬戸。

多くの船が行き交っていた。

対岸の四国にかかる雲は思いのほか厚い...

日の出の時間は遅れそうだ...

この関崎灯台のディテールが好きだ。

遊歩道を駐車場まで戻る...

望遠レンズで灯台を引き寄せる...

北方には雲が多いようだった。

さて、リアス式海岸を巡る旅に出発しよう...

佐賀関半島南岸から四浦半島に向かう...

関崎灯台を出て県道635号から国道217号を臼杵へ向かう...

天気はすこぶるいい。

道路は2車線でなかなか快適。

海を見ながらのドライブが堪能できる道。

仙水の集落を越えると、山越えに入る。

峠を上りきって少し下ると、四浦(ようら)展望台が見えてくる。

前方に見えるのは、間元海峡と保戸島である。

左にはるかに見える二つの島は地無垢島と沖無垢島だ...

はるか25Km先には佐賀関半島を見ることが出来た。

佐賀関のシンボルの2本の巨大煙突がはっきり見えた...

展望台の先端に立つ...

青い空と青い海が広がる。

なんと気持ちがいいドライブだろう。

2日目 2007年11月24日 大分南部のリアス海岸を巡る...

7:04 AM 日の出だ...

厚い雲の上部に12分遅れで顔を出した。

朝日が速吸瀬戸に差し込む...

空には雲ひとつ無い。

今日はいい旅ができるだろうか?

朝日の関崎灯台

日の出後はサンドウィッチを食べる。

熱いコーヒーが無いのが残念だった。

朝日を浴びる関崎灯台。

さっきまでは点灯していたと思っていたのだが...

いつのまに消灯したのだろう。

7:30だ...

そろそろ今日の旅に出よう。

灯台を後にする。

この門は閉じられることがあるのだろうか...

やはりというか地方の3桁国道、やっぱり未改良区間はある。

突然現れる1.5車線道。

まぁ、離合に苦労することは無いので気にする必要は無い。

このあと県道205号、33号で臼杵の街を抜ける...

今日の晩飯は臼杵でふぐという事に決めてあるのだ(考えるだけでよだれが...)

県道207号で津久見を抜けて、国道217号へ合流。

四浦半島に入る...

国道217号は四浦半島に入る直前で不自然に直角に左折し千怒崎峠を通る。

この道急激な上りとカーブの多さに違和感を感じるほどだが、千怒日見バイパスが工事中で直進れば千怒崎峠を通らずに済むよ

うになるという。

日代を越えたところで県道611号日代四浦線に入る。

前方は赤崎だろうか?

ここは2車線だったが、当然1車線道も現れる。本格的なリアス式の海岸線に入ってきた。

これは仙水あたりの海岸だったと思う。

あまりにきれいな水だったので、浜辺に飛び降りたのだ...

さて、これからが本番。

前方に見えている半島をトレースしていく旅なのだから。

四浦展望台からの風景

手前の岬は観音崎、その向こうには楠屋鼻。

そしてさらに向こうが佐賀関半島なのだ...

複雑なリアスの入り江が、みごとな風景となっていた。

さて、そろそろ出発しよう。

20分ほど四浦展望台にいただろうか。

このまま県道611号を走って間元海峡に向かうことにした。

どこまでも晴れ渡る空。

走り続けよう...

四浦展望台から久保泊、深良津の海岸線を走ると再び山中の道に入る。

県道611号は本教寺に向かって鋭角に左折する。まっすぐ行くと四浦半島南岸へ続く県道541号である。

本教寺から急坂を下りていくと四浦へ到着。

四浦からは海沿いの1.5~2車線道を走るシーサイドライン。気持ちよく走れる。

写真は間元まであと1Km付近の西泊トンネルを越えたあたり。右に見える岩礁はクズシ岩である。

間元海峡へ向かう

間元の先端部に到着した。

石垣に囲まれた民家が並んでいた。海が荒れるときは厳しい環境なのだろう。

カンバンには土石流が発生する恐れがあると書かれていた...

先端部の間元海峡に立つ

海峡を挟んで浮かぶ保戸島。電線だけがつながっていた...

保戸島はマグロの遠洋漁業の島である。間元の集落より建物が立ち並んでいた。

津久見との間に定期航路があるようだ。

間元の漁港にて...

左に見えるのは地無垢島。

間元にはビルは無いけど、対岸の保戸島にはビルがあった...

奇妙な感じがした...