鶴御崎パノラマ展望ブリッジからの風景

空の展望所

まぶしい南方の海岸線...

一番手前は横島、その奥にキシメギ崎から続く地黒島、沖黒島。そして、その先に芹崎鼻。

鶴見半島南岸、米水津からさらに南へ...

11月末、太陽は高くは上がらない...

まぶしい風景...

私はじっと見つめていた。

展望ブリッジから、望遠レンズで鶴御崎灯台を狙った。

青い海をバックに白い灯台が映えていた...

人の姿はやはり見えなかった。

九州最東端へ...鶴見半島を行く...

大分南部の海岸線をひたすら走る...

県道122号は北浦町古江で国道388号に合流する。

しばらく走って、道の駅北浦に到着する。

東国原知事の看板が目に付いた。そうかここは既に宮崎県なのだ。

道の駅北浦の前には美しい下阿蘇海岸が広がる。

沖には日豊海岸最大の島と言う、島浦島が浮かんでいた...

きれいな海...

そらははだ色に染まっていた...

そして漁船が行きかう。

下阿蘇の海岸に立つ。

左は島浦島、右はむら礁という岩礁...

薄雲がむらさきの空に広がっていた...

静かな波音がやさしく広がる。

米水津から県道501号を南下する。

宮野浦から一気に山に登ると空の公園という場所に出る...

ここは空の展望所という場所。

コンクリート作りの舞台が見えた...

一目見てこの場所が気に入ってしまった。

天空の舞台に置かれた、このベンチに座ってお茶をたのしむ...

なんという贅沢...

右の岬はキシメギ崎。

その先につづく地黒島、水取碆、沖黒島...

豊後水道の海のなんと美しいことか...

空の展望所を出ると空の公園という展望公園がある...もともと空の展望所もここの一部なのだ。ただ風景は空の展望所の圧勝。ここでは取り上げない。

付近には空の地蔵尊や瀬平山などの展望公園があるが、空の展望所に行けば他は行く必要がないような気がする...

写真は、空の公園から尾浦トンネルへ向かう豊後くろしおライン。

非常に気持ちいい快適な道だった...

下阿蘇海岸の夕暮れ...

下阿蘇海岸にある製塩施設。

一日9時間炊き続けると言う。

うすい煙が屋根からのぼる...

道の駅で塩アイスを買った。

再び波打ちぎわへ...

夕暮れの静かな海を愉しむ...

先頭のかもめに習って、まっすぐ編隊を組んで飛んでいく...

かもめを見送って、下阿蘇海岸を後にした。

国道388号から、海沿いの県道212号を走る。

ゆうぐれの海辺にかもめが集っていた...

ねぐらに向かうのだろうか?

次々と島浦島に向け飛び立つ...

海をめぐる一日の終わり...

太平洋戦争当時、鶴御崎一帯は旧日本軍により要塞化されており、砲台跡地や防空壕跡が至る所に残っている。

展望ブリッジの下にあった遺構に入ってみた。

ここは、監視所だったのだろうか?

真ん中にあるのは機銃座だろうか...



再び山を下り、さらに南へ向かう。

今日中に宮崎へ行けるだろうか...

日中の時間は短い。

延岡市の手前で、再び国道388号に合流した。

宮崎県のドライブは次回の楽しみとして、この日は国道10号から県道36号、国道217号で臼杵へ向かう。

この日の夕食は臼杵名物のふぐだった。写真は無い...

ここは、鶴御崎に来たら絶対訪れるべきところだろう。

ここの展望台で朝日を見てみたい。

夕闇を迎えてみたい...

鶴御崎を出て、山を下る...

再び県道604号のリアス式海岸をめぐる道に出る。

海岸線をどこまでもトレースしていく1.5車線道である。


大分南部の海岸線を旅するなら時間には余裕を持っておいた方がいい。

距離はたいした事が無くても、くねくねのリアス式海岸をトレースするのは思いのほか時間がかかるから。

中越という集落を過ぎて、左折する。

鶴見半島南岸につながる小浦、中越 ふれあいトンネルを越える。

入り口には大分出身の漫画家富永一朗のイラストがはめ込まれ

ていた。

トンネルを抜けると米水津湾が見えてきた。

路肩には休憩所もあったが、看板などは無かったように思う...

まもなく米水津。

道はずっと2車線道だったように思う。

時間は14:30頃だった...

もう日没まで2時間ちょっとしかない。

まぶしい南へ向かって走る...

駐車場からは展望所までは少し距離がある。

歩いていくと、ベンチが二つ並んでいた。

はるかに望むのは、先ほど訪ねた鶴御崎である...

展望所の階段を上っていくと、木造のベンチが見えてきた...

空には雲ひとつ無かった...

空の展望所...

なんて爽快なところだろう...

木のベンチに座って、お茶を飲んだ。

米水津湾を見下ろし、九州最東端鶴御崎を望む...

旅に出てほんとうによかった。

コンクリート作りの絶景の舞台に置かれたセットは木造のベンチが2組...

登場人物は、僕ひとり...

いや、空にとんびも飛んでいた...

米水津湾を見下ろす...

正面遠くには鶴御崎が見える...

米水津湾は、湾の内側の静かな小磯から離島の荒磯まで魚の種類も非常に多く、数多くの魅力的な釣りのポイントがあるのだそうだ。

空の展望所から望む鶴御崎灯台。

手前の島は、観音鼻から続く横島。

鶴見崎半島南岸には道は無いのだが、この断崖ではとても道は作れないな。

穏やかな北岸とは違った南岸の断崖絶壁がここから確認できた...

既に15:00近くになっていた...

まだまだ大分のリアスの海岸線は続く...

このすばらしい空の展望所を後にした。

尾浦トンネルを抜けると、再び国道388号に出る。

楠本湾をぐるっと周りながら走っているところ...

まぁ、とにかく時間がかかる道です。

国道388号は九州では国道265号に次いで酷道と呼ばれている道路で、延岡市内以外は未改良の道が多いのです。

国道388号をさらに南下していく...

高山海岸を越えて、蒲江の街に出る。ここには道の駅があった。

小向という集落で蒲江湾を眺めながら走っているところだ。

丸市尾浦で国道388号からわかれて海岸線の県道122号を行く...

ここはがけっぷちの1車線道が続く...

自信が無い人はあまりお薦めしない道である。

名護屋湾を望む1車線の断崖の道の途中で展望所があったのでしばし休憩。

地元のあんちゃんが車高短のセドリックでZ4Mをジロジロみながら通り過ぎていった...

ここは絶景なのだろうか?同じようなリアスの海岸を見慣れすぎてきたので、なにも感じなかった...

県道122号波当津あたりを走る...

このあたりだけ2車線の快適な道だった。

この先はまた1車線の山中を走る道。

陣が峰の峠を越えていく。

この峠を越えると宮崎県に入る...

そろそろこの日の旅も終わりだ...