冬の終わり、九州の旅 2007/03 九州
 

2日目 2007年3月11日  玄界灘を望む海岸線を走って...

美しい博多湾の夜明けを見て出発した旅。

玄界灘を望む海岸線をどこまでも走る。

加部島の最果ての牧場でみた蒼い空と蒼い海、箱庭のような海に浮かぶいろは島。

平戸島から生月島サンセットロードを走って辿り着いた灯台。

夕日の彼方に五島列島が見えていた...

博多湾の夜明け

5時起床でホテルをチェックアウト。

さっそく糸島半島に向かって今津湾沿いを西に走り出す。

福岡県道54号を北へ向け走る。今津橋を渡り海釣り公園を越えて津上崎というあたりに着いた。

ここから道路は西へ曲がってしまい、朝日は見えなくなる。

ここで、日の出を待つことにした。

正面には能古島、その向こうは志賀島である。能古島の右側にはマリノアシティの観覧車のネオンが見えていた...

空がオレンジ色に染まってくる

まもなく夜が明ける...

停泊する船の警笛が響いていた...

東京では3月は6時には日の出が見えるのだが、ここ福岡では6:35だった。

30分以上日の出が違うことをすっかり失念していて、寒い中40分以上太陽を待つことになった。

この日の福岡は寒く零下だった...

遠くにみえる三郡山地の向こうから

ようやく太陽が顔を出す...

能古島のシルエットが浮かび上がり、海がオレンジに輝き出す。

今日はいい天気になりそうだ。

なかなかいい旅の出発じゃないか...

玄界灘から押し寄せる波が強かったが、空は晴れ渡り朝焼けがほんのり残ってなん

ともいえない空の色を見せていた...

糸島半島 二見ヶ浦にて...

博多湾を離れ、糸島半島の北岸に出ると二見ヶ浦という海岸に出る。

ここには伊勢の二見ヶ浦同様のしめ縄でつながった夫婦岩がある。

しかもここの地名は志摩町である...

なんという一致だろうか。こっちが先か...

ゴルフ場を過ぎると、別荘地が点在する。

ここは福岡の別荘地、野北スコーレヒルというところ。

見晴らしのいい場所を見つけて写真を撮った。

今走ってきた二見ヶ浦に波しぶきが絶え間なく打ちつけている。

左の奥には、玄海島まで見えた...

うん、いい風景だ。

福岡県道54号を行く

ここは夕陽で有名だというが、朝の風情もすばらしいじゃないか。

この空の色には感動を覚えた...

この付近の県道54号は1車線から1.5車線と少々狭い。

離合が出来ない箇所も多いので注意が必要だ。

幣の松原がちらっと見えた。

このように狭い道が九十九折に続く。

夜明け前のこの空の色が好きだ。

雲がいい感じにちぎれて飛んでいる。

二見ヶ浦を出て、県道54号を海沿いにトレースしていく。

しばらくすると、志摩シーサイドカントリークラブ沿いを走る1.5車線の道路になった。

この通り、まるでゴルフ場の中を走っているような道なのである...

ここは古代、魏志倭人伝に出てくる「伊都国」のあったところだという。

この岩礁も遠い昔から信仰の対象だったのだろうか...

前方に見えるのは幣の松原という海岸である。

福岡市からこんなに近い場所にスバラシイ風景があったもんだ。

この糸島半島、気に入ってしまった。

芥屋の大門の展望台という案内の通り、展望台に登ってみた。

10分ほど登山したが、木が多くてあまり眺望はよろしくない。

もしかして、今日最初のハズレか?

芥屋の大門を訪ねる

幣の松原沿い県道54号をドライブし、岬の先端へ向かう県道604号に入る。

ここは芥屋の大門(けやのおおと)と呼ばれるところ。

海岸に出て、今走ってきた糸島半島を眺める...

このあたりの国道202号は唐津街道と呼ばれるシーサイドの道。

並行して西九州自動車道から続く今宿バイパス、さらに二丈浜玉道路が走っているが、この日は一般国道は混んでいないので特に使う必要も無い。(観光シーズンは混むのだろうな)

二丈町にある姉子浜に到着。

ここは鳴き砂の砂浜として知られる場所である。

沖に見えるのは姫島。

きれいな砂浜に来ると心が洗われる。

ただし風は強く波も荒い。

鳴き砂の海岸は九州では4箇所あるという。

この海岸もほとんど鳴かなくなってきているそうだ...

唐津が見えてきた。

この辺から佐賀県に入る...

展望台に到着。

この風景...

そう、芥屋の大門という岩の頂上部が見えるだけなのだった...

説明によると、この芥屋の大門は、日本でも有数の玄武洞窟だそうだ。海蝕作用で玄武岩の摂理面に沿って、石柱が剥落して大洞窟が形成されたものだ。間口は約10m、奥行き約90m、海面からの高さは約8m。岸上には鳥居が立ち、洞門自体が「大門神社」の神祠ともなっている。沿岸よりの眺めは、波の中にそびえ立つ巨大な玄武岩と、柱状節理がつらなる岩肌が迫力ある。とのこと。

そうなのだ、この名勝は海から遊覧船で見なければ意味が無いのだ...

ガックリして、また海岸線に降りてきた。

少しだけ、柱状節理がつらなる岩肌が見えている。

遊覧船は4月から11月には、芥屋漁港から出ているそうだ。

まぁ、自分は絶対乗らないけどね。

再び県道54号に戻り、国道202号経由で唐津を目指すことにする。

唐津街道 国道202号をシーサイドドライブ

糸島半島を周回する県道54号を右折し、国道202号への中継道路である県道571号を走る。

加布里という場所にある弁天橋を渡っているところ。

唐津から東松浦半島をドライブ

唐津の虹ノ松原の松の並木をくぐる。

爽快だ!

今回は、唐津観光は一切せずそのまま通過する。

続いて唐津城の横を通過する。

空は快晴、オープンドライブ最高!

国道204号を北上する。

東松浦半島を一周する道路です。

唐津湾の美しい海が広がる。

ああ、こういうドライブを楽しむためにここに来たのだ...

立神岩に行ってみた

立神岩のカンバンを見つけて、国道204号から路地に入っていくとすぐに未舗装路となる。穴ぼこで水溜りだらけの道路に入っていったらZ4の下回りを擦ってしまった。なんかやな感じで立神岩へ向かう...

立神岩(たてがみいわ)のあるこの海岸は、九州サーフィン発祥の地と言われている。

http://www1.u-netsurf.ne.jp/~kitagata/surfindex.html

玄界灘からの激しい波にチャレンジするのがここの醍醐味なんだそうだ。

そしてこれが立神岩である。

ツーリングマップルにも名勝として記載されている。

しかしこの先は、落石のため立ち入り禁止になっていて、この角度以外で撮る事は出来なかった。

でも、ここって来る価値それほど(全く?)無いかも...