早春、海を巡る九州の旅 2009/3 九州
 

玄界灘の海岸線、いろは島、を巡って、平戸へ向かう。

何度も走った道だが、来るたびにまた違った美しさを見せてくれる。

福島の白岳から見下ろしたいろは島の風景...

なんて表現すればいいのだろう... こんな風景があったのだ。

日本には、まだ見ぬ素晴らしい風景がある。

2日目の旅は、七ツ釜、そしてもう一度加部島の杉の原放牧場へ...

2日目 2009年3月15日 美しい佐賀県の海岸線を旅して平戸へ...

前回七ツ釜に来たのも早朝だった。

早朝の七ツ釜を写真に収めるのはちょっとコンディションが悪い。完全に逆光で、海食によって出来た洞は真っ黒に映ってしまうか、この玄武岩の洞に露出を合わせると空は真っ白に飛んでしまう。

一旦、風の見える丘公園に寄って、呼子大橋を見下ろした。

観光客は誰もいなかった。まだ8:40だった。

牧場の散策路を一周する事にした。

牧場の中に灯台がぽつんと建っている。

七ツ釜を散策してクルマに戻ると、Z4Mの前をなにかゴロゴロ転がっている?

猫だった。

ふんずけそうなので、「ちょっと、のいて〜」って言ったんだけど、

完全無視で、くるくるゴロゴロ転がって気持ち良さそうに寝ていました(笑)

国道204号で、早朝の呼子の街を通り抜け、加部島へ渡る呼子大橋を渡る。

空がきれいだ。

特に何があるわけでもないこの風景。

ボクはこのような風景に惹かれるのだ。

枯れた牧草地に、雲の陰が流れて行く...

草を食み、そしてただ歩いて行く牛たち。

この牧場が緑の草原の季節にはいまだ来た事が無い。

でも、この枯れた草原、蒼い空に流れる雲。

この風景に勝るだろうか?

呼子大橋の下には遊歩道がある。

今日はそこに行ってみようと思う。

呼子大橋走行中に事故る人があまりに多いので、このような電光掲示が出ている。

でも北陸自動車道の富山空港近くとおなじ(飛行機見るなのカンバンあり)でたいして役にたっていない。

そして、少し早めの昼食にまたここへやってきた。

このきれいな海に浮かぶ割烹料理屋「萬坊」である。

しかし、ショッキングな事に連日の時化で、ここの看板料理である「いかの活け造り」はこの日無かった。

過去の食べた時の写真はこちら。

この日は、鯛コースで我慢。この季節の鯛は美味いはず。

この日は、いけすを眺める海中の席で頂きました。

映画「グランブルー」の主人公ジャックマイヨールが10歳のときここでイルカに出会い、彼のその後の生活の原点となったところと言われるところがこの七ツ釜。

ゆったりとした旅なら、ここで何日か過ごしたいところだ。

加部島を突っ切る農道を走って、また杉の原放牧場へ。

雲は少々多いが、いい空だ。

東方の海を見る。

こっちは逆光でまぶしく、モノクロームの世界。