初春のある日、ボクは長崎県佐世保市下船越町の展海峰に居た

その日の旅は展海峰の夕暮れで終えたくて、平戸から九十九島沿いを を南下してきたのだ

菜の花が一面に咲き誇る展海峰に着いた時には厚い雲が空を覆っていた

西海に沈む太陽を望むのは難し そうだった

展望台に上ってみると、無数の島々の向こうに行き交う船があった

望遠レンズを望遠鏡替わりに船を見ていたその 一瞬、太陽が差し込んできた

何とも言えない色彩に輝く海面

ボクはシャッターを切った...

目的は達せな かったが、見れた風景は捨てたもんじゃない

旅の終りは、 少し満足を感じながら、暗くなった米軍基地の横を走っていた

少し 寒かったが幌を開けて...

佐世保の街へ向けて山を駆け降りて行った。