この日の旅は能取岬へ迎える夜明けで始まる。

秋の能取湖は湖面を紅く染めることで有名だが、それ以外にもさまざまな秋の色彩に彩られている。

青い空を踊る雲、紅い湖、知床五湖から望む山々の色。

少し速い初秋のドライブは色彩を愉しむドライブだった。

感動的だった能取岬の夜明け...

5日目 2009年9月4日 オホーツク海沿いを南下、大好きなあの岬を目指して...

ホテルを4時に出て、夜明け前の能取岬を目指す...

真っ暗な駐車場にクルマを停め、歩き出す。

AM4:31の能取岬灯台...

遥か東、知床半島が朱に染まる...

AM4:53 知床の山々に掛かる雲に遮られた朝日が光っている。

上空の雲が朝日を浴びて浮かび上がった...

朝焼けの空...

雨に濡れた草原...

灯台のシルエット。

そろそろ出発しよう...

まだ薄暗い、AM6:00だった。

能取湖でもう一度サンゴ草を見るために出発。

はるかに能取岬。

追走するS2000.

朝日がまぶしい...

美岬ライン、能取湖東岸を走る道道76号 網走公園線をこう呼ぶ。

あたらしく全舗装されたこの道は一気に駆け抜けたくなるが、時々クルマを停めて美しい湖畔の風景を楽しみたい。

湿地にちりばめられた様々な色彩が、目に飛び込んできた...

空にはシーロキュムラスが広がる...

枯れた草と赤茶色のサンゴ草。

雲が減ってきて、青い空が広がってきているように感じた...

卯原内の群生地には、人は誰もいなかった。

桟橋は今朝方まで降っていた雨に濡れていた...

紅に囲まれた桟橋を一番先まで歩いていく...

あの道を駆け上がる...

シーロキュムラスの雲に向かって走る...

能取湖畔にクルマを停めた...

空に広がる巻積雲。

赤茶はサンゴ草だろうか...

2006年の同じ場所の風景。

あざやかな、記憶に残る風景だった...

農場は同じ場所に同じ作物は育てない。

同じ場所を同じ季節に訪れても、違う色彩の風景を見ることが出来るのだ...

望遠レンズで紅い水草を引き寄せてみる。

圧縮効果でさらに紅くなる...

先には青い能取湖の湖面。

夜明け前、まもなく灯台のこの日の役目が終わる。

グレーから青に変わっていく空。

オホーツクの海22.5海里(約36Km)を照らすと言う、その灯り...

最後に岬を振り返る...

能取岬のあの道で...

忘れられない朝の風景となった...

能取岬のあの道で...

差し込む陽が、変化していく...

それにつれ色彩も変化していく...

初秋の湿地帯がこれほど豊かな色彩を持っていたとは...

9月の能取湖は紅く染まる...

鮮やかな赤ではない、すこしくすんだ紅...

紅く染まる湖面に...

湖畔から離れ、農場が広がる...

みどりの広がる農園...

青い空にすじ雲...

そういえば...

AM5:11 まだ灯台には直接朝日は届かない...

水平線には雲。

雲は朝日を浴びて朱に染まっていた...

どっしりとゆるがないゼブラの灯台。

風は冷たく吹き付ける。

朝まで降っていた、雨に濡れた草原。

澄んだ空気に心が軽くなる...

5:20 ようやく太陽が顔を出す...

知床は雲の下に隠れてしまった。

でも、気持ちのいい朝だった。

こころ晴れる朝。

今日はどんな風景がボクを待っているのだろうか...

この日の岬の牧場上空に広がる雲。

シーロキュムラスと呼ばれる雲...

秋の象徴的な雲。

能取湖へ向かう美岬トンネルを越えると、能取岬を望む展望が広がる駐車スペースがある。

そこにクルマを停め、能取湖方面を望む...

路面はまだ濡れていた...

能取湖東岸の道

対岸の丘には牧場が広がる...

うすく広がる雲。

これから、晴れてくれると良いのだが...

美岬ライン、色彩を楽しむ道...

歩いてきた桟橋を振り返る...

光線の当たり方でサンゴ草の紅が変化する...

少し茶色っぽくなった。

そろそろ、出発しよう...

再び振り返って、紅い湖面を見た...

何度見ても違和感ある風景だ。

湖面に広がる紅。

空は青かった...

紅く染まる湖面に、なんとなくめまいを感じた...