襟裳岬の朝は強い雨。台風が近づいていた。
日高を北上し、ニセコ経由で日本海へ出た。
海が荒れる直前に津軽海峡を渡る。慌ただしい旅の終末
襟裳岬の朝は強い雨。台風が近づいていた。
日高を北上し、ニセコ経由で日本海へ出た。
海が荒れる直前に津軽海峡を渡る。慌ただしい旅の終末
襟裳岬の朝
7日目 2009年9月6日 雨、旅の終わり
この旅では遅めの8時に宿を出発...
また雨が降り出して来た。
大粒の雨だった...
日高自動車道を沼ノ端西ICで下りて、国道35号経由で支笏湖を通って羊蹄山に向かう国道276号を進む。
国道276号は美笛峠あたりまでほぼ全線森の中を進む道である。
あんまり楽しい道ではない...
そして道路工事をあちらこちらでやっていて快調とは言えない道程だった...
こいつは...
名前は忘れたが、ソーセージたっぷりのバーガーである。
超美味!
このあと、Oh!さんと二人でメニューに書いてあるものを片っ端から注文して平らげた。
海岸線沿いにクルマ停めて温泉を楽しみました。
温泉の写真は...
なぜか撮って無かった。
大阪出身だと言う、店のスタッフの方と話をしていて
「トマトがウマい!」
と言っていたら、摘みたてをご馳走していただきました。このプチトマト本当にウマかった。
GR-Digitalで撮った写真はちょっと後ピン...
この店おススメです!
寿都のENEOSで給油する。
昨日広尾の街で給油して428Kmを走行した。38.9L給油して燃費は11.0Km/Lだった...
この日の夜明けは5時。
起きてみたがやはり雨が降っていた...
台風9号は関東に接近し、伊豆の石廊崎は瞬間風速54.6m/sという...
雷電岬の「弁慶の刀掛岩」を望む...
9月1日にここを通ったときは快晴だった。
17:36 モッタ海岸の夕陽...
なんともいえない寂しい夕陽だった...
再び、国道336号に戻った。
国道は日高の海岸線に沿って、北西に向かう。
北はさらに天気が悪そうだ...
羊蹄山のふもとで道道97号、66号と経由してニセコにやってきた...
今日は朝から何も食べていない...
ガイドブックでエフエフという手作りソーセージの店を見つけて向かったが、途中の道路に支店のエフエフin花きゃべつ店を見つけて、Uターン。腹ペコで店に駆け込んだ...
雄大な羊蹄山を望むすばらしいロケーションだ。
昨年ここをS2000で通った時は工事中だったので停車できなかったような気がする...
道路も新しくなって、駐車できる路側帯が出来ていた。
雷電国道ともソーランラインとも呼ばれる国道229号を行く
モッタ海岸を出発し、海岸線を進む...
誰もいない海岸線を2台のロードスターが走る。
海は穏やかだった。
心地よい潮風を感じた...
陽が暮れて、瀬棚の街が見えてきた...
この街は一度見たら誰でもわかる。
特徴的な三本杉岩とろうそく岩、そして風力発電のプロペラ...
台風は関東に上陸していた...
台風は東北を経由し、このまま北海道を直撃するようだ。
この先2日は道内で晴天も見込めないので、本州へ今日渡ることに決めた...
国道229、228号、上ノ国で道道5号、木古内から国道228号を経由して函館に到着。フェリーターミナルは混雑していた。海が荒れ
る前に本州に渡ろうというのだ...
通常のフェリーは全て満席だった。9月1日に就航したばかりの高速フェリーナッチャンReraだけが空席があったので予約した...
ナッチャンReraは大幅に遅れていた。
1.5時間は遅れただろうか、ようやく乗り込んだが遅れた原因は明らかにされなかった。なんとなく不安。
このフェリーはクルマを乗せる甲板が平坦でクルマを乗せるのはかなり安心。
昨年の朝の風景は素晴らしかったが...
アザラシが住む岩礁はモノクロームの世界だった。
海沿いの道は、幌別で国道235号と名前を変える...
雨はそれほど降っていない。
波がすごい。
路面の濡れは波が打ち上げた海水も混ざっているのだ...
静内で内陸に入ってみる。
二十間道路の桜並木に立ち寄った...
ここでも雨が降り続いていた。
新冠のサラブレッド銀座パーキング。
雨に霞む牧場をここで眺めて日高ともお別れ...
次はニセコへ向かうことに決め、日高自動車道の日高富川ICに向かった。
ニセコにて...
この先の道道66号はニセコパノラマラインと呼ばれる。
北海道一のワインディングはここだろう。
多分絶対そう...
岩内の街に下り、国道229号雷電国道を進む...
雷電温泉郷のバス停留所。一日6台のバスがここに停まるのみ...
さて、ここから出発するのに「幌を閉めるべき」という判断を私はしたのだ...
刀掛トンネル2754mを越えると...雨だった。土砂降りだった。
幌を閉めてて良かった...
雷電国道ともソーランラインとも呼ばれる国道229号を行く。
雨脚は弱くなってきている。
前方の海岸沿いに5本のプロペラが見えた...
寿都の町が近づいてきたのだ。
雷電国道229号の歌島あたりを走行中。
路面はぬれているが、雨はやみはじめた...
前方の湾の向こうにそびえる山は狩場山1519.9mらしい...
クルマは少ない。
たまに地元の軽トラックとすれ違うくらいだ。
昨年このあたりを夕陽を追いかけ走っていた...
ちょうど昨年と同じポロ狩場川付近で写真を撮っていた...
まもなくモッタ海岸に到着。
モッタ海岸温泉の夕日...
モッタ海岸温泉に到着。
左の建物が温泉施設だ。
このモッタ海岸温泉は北海道では一位、日本でも有数のラジウム泉であるということが、北海道医療大学チームの調査により判明したそうです(1時間あたり300ナノシーベルト)。
台風迫る中、ナッチャンReraで本州へ...
意外にスムーズに乗船できて、深夜の0時45分にようやく出航した。
ナッチャンReraは甲板に人は出ることができない。これはガッカリである...多分二度と乗らないだろう。
北海道に別れを告げることも出来ず座席に着いた...
座席は旅客機のようだった。これもいまいちつまらない。
乗船時間は寝るしかなかった。夜で外もよく見えないが、かなりの速度を感じた...
通常のフェリーが約4時間掛かるところを2時間15分で渡るのだから当然だな。
青森の街の灯が見えてきた...
旅も終わりだ...
台風が来ているため、例年のように寄り道も出来ないな...
実際には東京まで700Kmの道のりが残っているのだ...
東北道をひた走る。雨が強い。南へ進むとますます風雨が強くなってくる...台風に逆らって進んでいるのだ。
途中、倒木が東北道の車線を塞いでいた。そのあとすぐにその区間は通行止めになったようだ。豪雨と強い風、そして疲れから来る睡魔と闘って栃木県に入ると、突然晴れてきた。台風が通り過ぎたのだ...
そのまま東京へ...
晴れると睡魔も消えていった...
8日間、4,658Kmの旅でした。
今回は友人Oh!さんのS2000との旅だった。ほんとうに楽しい旅でした...
ありがとう。