小暑末候、北の大地を行く 2011/7 北海道
 

6日目 2011年7月21日 予想外の晴天、海沿い、岬の花園を満喫した日

とびっきりの風景というところには程遠いが、それでも絶景の美幌峠

真南の美幌方面を見てみるとどうも晴れてるっぽい。

ダメもとで行って見ることに決めて、卯原内から道道591号、道道248号経由で美幌、そして国道243号を美幌峠向かって駆け上がっていく...するとどうだ、青空が見えていた。

雲が広がっていて肌寒いのだけれども、ボクは今日のこの風景に満足していた。

青空に白い雲が浮かぶここの風景も、この曇天の風景も、この場所の真実なのだ。

標茶から道道14号へ入る。このまま厚岸まで抜けようと思っていたんだ。

まぁ、なんていい空。

思わずクルマを停めた。後続のクルマは全く来ない。

天気予報はマルはずれ、ウェザーニューズは反省しろっと(^^♪

網走の朝は曇天、いつものように能取岬へ向かってから今日の旅を考えた。

天気予報は網走から南は曇り。能取湖を廻っているうちに南の空は晴れてきていた。行こう南へ...

Z4Mの進路を南にとって、アクセルを踏んでいた...         

さて、これなら阿寒方面は晴れているかも。またオンネトーでも狙おうか?などと考えながら、美幌峠を下って行く。

なんとも気持ちのいい風景を見ながらゆったり下って行く。

エゾカンゾウがまさに盛りだった。7月の北海道はあちこちの原生花園でいっせいに花が咲くが、一斉に咲くわけではないので7月に行ったからといってなかなか見れるもんじゃない。エゾカンゾウもニッコウキスゲも同じゼンティカと言う品種で、朝方に開花すると夕方にはしぼんでしまう一日花である。

厳しい冬の風雨にさらされ、近くで見るとずいぶん傷んでいる。

今日は西南西の風が吹いていた。

この旅で、もう一来るかどうかはわからない。

でもたぶん、ここにはまた戻ってくるのだ。能取岬灯台がボクを見送っていた。

そして、能取湖西岸のお気に入りの場所に向かった。

ここから見る能取岬が好きなんだ...

美幌峠を降りると更に晴れている。

これは阿寒方面じゃなくて釧路方面行ってみるか?

北太平洋シーサイドラインを目指そうと、ここで決めた。

この日の国道391号摩周国道は交通量も少ない。

白い雲が浮かぶ空は見ていて気持ちがイイね。

道道506号、599号、808号、103号、1039号と走って、霧多布岬へ。

訪れた霧多布岬は花が咲き乱れていた。

ちょっと気が変わって、走ったことのない道道813号を走ることにした。

別寒辺牛湿原の広大な牧場の中を突っ切っていく道だ。

厚い雲に覆われたオホーツク海。

能取岬の海に向かう道。大好きなこの道に今年もやってきた。

7月の青々としたサンゴ草を見ようと卯原内へ来てみたけど、何やら様子がおかしい。

キャタピラーの跡のある剥き出しの地面が見えているし、サンゴ草自体がまばらだ。奥のほうには何も生えていない有様である。これはどうしたことか?どうも地元の卯原内観光協会自身が行った盛土工事のせいでサンゴ草は変色や死滅して、生息域が大幅に減少している状況だという。おまけに認可されていない盛土堤防まで作られたのもそうとうな影響となっているらしい。短期間では回復できないようなダメージだと思われるが、なんとか復活を望みたいものだ...

ちょうど展望台のあたりがあの岩だ。

あそこからここを見下ろしていた。

そういえば、厚岸でなんか美味いもんでも食う算段が台無しに...

ここまで来て戻るわけにも行かないので、道道807号と国道44号の交点にあるセイコーマートですじこのおにぎりを買った。

このセイコーマートは毎年利用しているな(^^♪