アゼチ岬は霧多布のもう一つの岬。すばらしい夕陽が見れるところとして知られている。
目の前に見える島が小島。
その奥に見える平らな島が嶮暮帰島である。
平らな島々が広がる、雄大な風景。
アゼチ岬は霧多布のもう一つの岬。すばらしい夕陽が見れるところとして知られている。
目の前に見える島が小島。
その奥に見える平らな島が嶮暮帰島である。
平らな島々が広がる、雄大な風景。
北太平洋シーサイドラインを根室へ向かう
このずんぐりむっくりしたコンクリートのタンクのようなもの...
これが納沙布岬灯台。
アゼチ岬の風景...
この岬は広大な公園になっていて、のんびりできるいいところだ。
エトピリカと言う海鳥を観察できる場所でもある。
波がさらに荒くなってきた。
ここは有名な昆布の漁場であり、NHKの新日本紀行でここを何百と言う漁船が出航していく風景を見たことがある。
一度その風景をこの目で見てみたい。
今日はこの潮では漁は休みだろう。
日没の時間が近い。
雲は多いが、空気は澄んでいる。
人はいない。
年々このトドワラのトドマツの名残は少なくなっているが、昨年と比べてもトドマツの亡骸が減ってきているように思う。
夕刻の風景がさらにこの場所を幻想的にする。
ほとんど人のいない駐車場から、約1.5Km歩いてトドワラに到着。
なんとも言えない空の色。
今日はここで旅を終えよう。
どこまでも続くように見える桟橋。
そらへの滑走路のようだった。
ドドワラ 夕陽 そして冷たい風
誰もいないトドワラの桟道を一人歩く。
景色と同化していく自分。
冷たい風が吹く。
落ちていく夕陽。
様々な色に染まっていく風景。
潮が激しくぶつかる海面はこのように白い泡。塩のように見える。何かが漂っているよう。
これは波の花なのだろうか?
PM 2:00 納沙布岬
国道244号から野付半島を行く県道950号に入る。
野付半島は年々海水に浸食され、昔は生い茂っていた木々が立ち枯れて滅びつつあるところ。
ここはナラの木が立ち枯れるナラワラと言う場所である。
滅び行く風景。野付半島へ向かう
かなたにのびる砂洲。
やわらかい紅い夕陽がつつんでいる。
トドワラに残ったトドマツが残る一角。
凛とした空気を感じ歩く...
紅く染まる湖面
浮かび上がる影...
霧多布岬を出て、北太平洋シーサイドライン道道142号を走る。
この道は昨年走った時、ぜひ晴れの日に走ってみたいと思った道だ。
あいにく天気は最高とは言えないが、荒涼とした草原と海のコントラストが美しい。
ある意味ボクは、このような荒涼とした風景に惹かれて旅をしている...
納沙布岬であまり美味しくもないカニ丼を食べて出発。
道道35号沿いにある、トーサムポロ沼を撮る。
草原地帯を貫く道道35号で根室市内へ戻り、国道44号->国道243号->国道244号と走って、野付半島へ向かう。
波はさらに強く打ち付ける。
この道路はすばらしいドライビングロードだ。路面の状態もいい。
ただし、この日はこのように海が荒れていて潮がそのまま海からの風に乗って飛んでくる。
それでも、かまわずオープンで疾走する...
北太平洋シーサイドラインは周辺に湖沼が点在する。
昨年走ったのは夕闇の霧の中。
馬や牛が放牧された幻想的な風景だった。
道道142号は初田牛で内陸に入り、落石でまた海沿いに出る。
浜松海岸から、野生馬が生息するユルリ島を望む。人はこの島への上陸は許されない。
道道142号で根室市内に入り、道道35号で根室半島北岸を走って、納沙布岬へ向かった。
納沙布岬に向かう半島の北岸は、荒涼とした風景が続く...
寂しい、そして冷たい風が吹く。
納沙布岬の先端。
ここが日本本土で一番日の出が早いところ。
難破船が打ち付けられたまま放置されている。
うっすら小さく貝殻島の灯台が写っているのが見えるだろうか。
日本の漁船がロシアに銃撃された地点である。海岸から見える地点で起こった出来事なのだ。
灯台から納沙布岬観光の拠点を望む。
なんであんなバカでかい塔が必要なんだろう?
灯台の全景。
ここは北海道最古の灯台だと言う...
世界の終わりがもしこの風景だったら...
世界の終わりがもしこの風景だったら...
たぶん悔いは無いかもしれない
この荒涼とした湿原の桟道を歩いている時間
決してそれほど長くは無かったが、本当に貴重な時間だった...
この風景に出会えたことを感謝したい。
トドワラから駐車場のあるネイチャーセンターへ戻る1.5Kmの道を歩くボクは感動の余韻に満ちていた。
今見た風景が、目を閉じるとはっきりと浮かびだす。
クルマに戻ると既に暗くなっていた。水分補給をして、あてもなく走り出す。
野付半島を走る道道950号から国道244号に入り、闇の斜里岳を越えて旅を終えた。