早春、海を巡る九州の旅 2009/3 九州
 

朝から素晴らしい天気。

日向灘を右に見ながら一気に北上。大好きな大分南部の海岸線を巡る旅。

空の展望所、鶴御崎、波当津の海岸、素朴な海の風景が美しいです。

宮崎市から一気に北上して日向市そしてリアス海岸の北浦町へ...

7日目 2009年3月20日 宮崎北部と大分南部の海岸線を巡る旅

早朝宮崎市から国道10号を北上して日向市へやって来た。

愉しみにしている大分南部へ入るのはもう少し日が昇ってからにしたかったから。

とりあえず日向岬へ向かって、クルスの海へやってきた。

クルスの海は岩が波の浸食によって削られ十字状の海になったところ。ポルトガル語で十字を意味するクルスから命名されている。

しかし、十字は十字架を連想し宗教的なのがまずかったのか、最近設置された案内図では「願いが叶う」の叶の文字に見えると書かれている。goo

ここのリンクの航空写真で確かめてみてください。このページは写真をクリックするとその場所の航空写真に飛びます。

そして、日向岬先端部の馬ヶ背、細島灯台を巡る。

日向灘の朝日はまぶしい...

日向岬と日向市の街が一望できる米ノ山へ登った。(クルマで登れます)

頂上はパラグライダーのテイクオフポイントらしかった。

桜が満開だった。

南方は小倉ヶ浜。

この浜はスワブテ蛤貝の唯一の産地で、この貝殻から日向碁石(白)が作られている。

気温が上がって来てかすんでいた。

さらに北上して、延岡から国道388号へ。県道212号は一部通行止めだった。

浦城から国道388号をそれて海沿いを行く。七ツ島展望所へ立ち寄った。

この辺りの海は本当に美しい。

道の駅北浦立ち寄る。下阿蘇海岸のすぐ上にある道の駅。

この下阿蘇海岸もお気に入り。2007年ここで見た旅の夕暮れは美しかった。

製塩所の煙はまだ今日は出ていなかった。

正面の島は島浦島である。

そして、通るたびににっこりしてしまうネーミングの「ハイトンネル」をくぐり抜けて、北浦町古江から県道122号線に入って行く。かなり道が狭くなります。

実は蒲江方面にむかう「ふるさと林道」が整備されており狭い道が嫌な方はそっちをお薦めします。とは言っても、佐伯までその先も狭いところはあるのでどっちにしろ離合に不安がある場合はこの旅はお薦めしません。

県道122号を走っていると、「茶山展望台」という行き先表示板があった。

ガイドブックやツーリングマップルにも乗っていないので行ってみる事にした。

距離が書いてないな〜

走れども走れども「茶山展望台」らしきものは無かった。

当然ナビにも表示は無い。

路面は結構悪い。

かろうじて舗装面が見えていた。

結構悪いどころか、ほとんどダートに近いほど落石と土砂に覆われている。

それに加えてノーズが長いZ4Mじゃ前が見えないほどの急勾配。

ガードレールは当然無いから、滑ったら終りね。

尾高智神社と言う神社に出た。

ナビで確認すると近くに陣が峰という山があった。陣が峰はツーリングマップルでも展望マークが着いているところ。

もしかして絶景が見られるかも。

陣が峰へ到着。標高421mである。

なんとも絶景だった。

リアス式海岸がどこまでも続く豊後水道。

絶景を堪能し、さぁ下り。

かなり気をつけて行かないと真っ逆さまに谷底だ。

眼下にはりっぱなふるさと林道が見えていた。

しかし、茶山展望台をちょっと見るはずが意図していなかった陣が峰へたどり着いた。まぁこういうのが予定しない旅のいいところ。

しかし、下りは砂利で滑ってかなり危険。

Z4Mで走る道ではないな。

茶山展望台発見。

分岐から近いところ道路から見る風景が茶山の風景だったのだ。

左ハンドルだったら行きにわかったのに...

でもそれだと陣が峰には行かなかったろうな。

県道122号へ戻る。1.5車線の道が続く。

北浦町市振の街を越えたあたりでよこしま展望台0.5Kmのカンバン発見。

いままで通り過ぎてばかりいたけど、今日は立ち寄ってみよう。

手前の島が横島なんだろうか?

地図で見ると手前の島が横向いてて、奥の島が縦なんだよね。

ちょうど陣が峰は宮崎県と大分県の県境だ。陣が峰のすこし東、県道122号は県境の峠を越えて行く。

峠を越えると美しい波当津の海岸に出る。

大分県のリアス式海岸を行く...

県道から分岐して入って行くとパーキングなどもちゃんとある。

夏は海水浴客でそれなりに賑わうのだろう。

砂浜の端にある防波堤まで歩いてみる。

県道122号へ戻って美しい波当津海岸をもう一度眺めた。

砂は少し黒く、白砂ではないが水質も申し分ない。

好きな砂浜である。

県道122号は丸市尾浦で国道388号へ合流する。

海岸線をトレースするくねくねの道で蒲江を通り過ぎて行く。

高平山という山の頂上が展望スポットだと地元の人に聞き、向かった。